しましま。ろぐ。

煩わしくも愛おしい日々をひっそりと綴ります。

case_0505

どうやら自分が働いている会社らしい(見覚えがない)。未来世紀ブラジルっぽい、近未来的なデザイン。天井が高くて無機質。眩しいくらいに発光している青白いエントランスを抜けて、職場の席に着いた。

 

通勤用なのか。ボストン型の鞄を開けると、中から飼っている猫が出てきた。出てくるなり人間くらいの大きさになり、わたしの目前に立つ。猫は、後ろ足で直立して、前足を私の肩の乗せる。暫くそうしてバランスを取ると普通に喋り出した。

 

なんでも、わたしには命を賭して果たさなければならないミッションがあり、それの達成如何によって、話しかけてきた猫の出世が決定するという。

この出世というものは、神になるかに妖なるかの違いがあるそうだ。どちらに転んでも、境界を挟んで人間を眺めるという仕事らしい。なんのこっちゃ。