しましま。ろぐ。

煩わしくも愛おしい日々をひっそりと綴ります。

「小さなできごと」を綴る酔狂

昨日が、はてなブログを始めてから15日目。

……でしたが、どうしても気が乗らなくて書けずにいました。書きたいことがないのではなく、本当に書く気力がなかったのですね。

 

それなりに一生懸命生きているつもりなので、なんかそれなりに時間は流れていきます。相対する「小さなできごと」が日々の中で起こるけれど、そんな些末なことを書きたいとはなんと酔狂なことだろう。このエントリーも他人からすれば、書くほどではないのかもしれない。

 

 しかし、この酔狂には、わたしの切実な思いが込められています。日々流れていく「小さなできごと」。これらは、意識的に残そうとしなければ、すぐに忘れてしまう些細なことばかり。わたしが大切にしているのは、この些細な事象を蔑ろにしないこと。そして潜考しながら記録すること。

個人的にこれは「数値化されないことに価値を見出す行為」だと思っています。だから、合理主義が跋扈する世界線では合い入れない感性になりがちです。

 

その行為には必ずよい結果が伴うような、世間的に見ても合理的な判断であるという、そうした裏付けがなければ、価値を見出せないという風潮。この風潮には「もののあはれ」がなくて好きになれない。しかし、流れゆく日々の「小さなできごと」というやつは、なんらかの結果が伴う価値のあるものだろうか。

 

たぶん、結果がどうとか、世間はこうとか。そういうものではないだろうと疲弊した脳で、漠然と考えるのでした。